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July 11, 2008

JET壮行会とJETラグ(時差ボケ)

14日の帰国を前に最後の引っ越し準備でてんてこ舞です。10日の晩は、JET事業で英国から日本に発つ若者の壮行会を大使館で行い、海老原伸駐英国大使とともにクレアーロンドン事務所を代表して挨拶をしました。これが事実上所長としての最後の公務でした。

群馬県の国際交流課長として初めて第一期のJET青年を受け入れてから20年以上が経過し、今回は英国で送り出し側の立場に立つということは感慨深いものがあります。Photo

JET事業は、単に英語を教えるということに意義があるのではなく、幅広い人的交流にこそ真の意義があります。草の根の親日家を育てるという意味でも計り知れない効果があります。

人への投資というのは、時間がたってから効果が出ます。現在の日本の抱える多くの問題の根本原因に、人への投資を怠ってきたということが言えるような気がしてなりません。短期間の経済効率性を重視し過ぎてきたということでしょうか。

送り出しスピーチは、ゆっくりとかみしめるように話しました。「私の昨年7月からの一年の英国滞在は、あたかも逆JETのような趣でした。一年でも多くの得るものがありました。ましてや私と異なり若い皆さんは日本で吸収することが沢山あると思います」とお話しし、会場の笑いを取るのに成功しました。

スピーチの最後で藤島昇新所長を紹介しました。藤島氏は、「私の名前は、フジヤマではなく、フジシマです。昨晩英国に到着したばかりでJETラグで頭がくらくらです」と自己紹介し、これは更に大きな笑いを勝ち得ていました。藤島氏は、本当に時差ボケでくらくらしながらのショートスピーチであり、JETラグに関しては受けを狙って言ったのではないようでした。どうも藤島氏は先天的に英国流ユーモアが身についているようです。後任者のこれからの英国での仕事振りに期待が持てます。

ところで、身の回りの荷物の整理をしていると、一つ一つの持ち物に思い出が蘇ります。一年間の英国生活は、永遠に私の血となり肉となりました。このような機会を与えていただいた関係者の皆様に深く感謝しなければなりません。

また、英国滞在の印象の一つとして、インターネットの威力をまざまざと感じます。地球の反対側同士で同時に情報共有ができます。こうした道具立ては人の人生も変えます。私もロンドンにいながらにして様々な分野での日本との連絡が非常にスムースに行きました。少し前なら考えられないことです。

ロンドンの私のフラットを引き継ぐ藤島氏は、我が家のインターネットを使い、ロンドン到着のその日から、スカイプで東京のご家族と話をしています。料金無料のパソコン電話です。100年前の夏目漱石の時代とは大違いです。

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