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February 20, 2008

究極のロンドン「名物」に遂に遭遇

2月18日の夕刻、知人とロンドン中心街のレストランで夕食をとっている際に、隣の席に座っていた白人系二人組に、私の肩掛けカバンの中にあったポシェットの中の財布だけを抜き取られました。

隣の席に座った二人のうちの一人が、私のカバンを気にしているのは分かりましたが、足元が気になるのかなあと思い、一度は隣の人に「謝って」カバンを引き寄せたのですが、会話に夢中になっているうちに二人は注文を取らずにいなくなりました。ふと足元のカバンを見るとなぜかまた隣の席の方に引き寄せられています。ちょうどその時に店の人が来て、「二人の客が注文も受けずに出て行った。様子がおかしいので、身の回りで何かなくなったものはないか念のために確認してほしい」と聞かれたので、カバンの中を見ると、ポシェットのファスナーが開いており、財布だけが無くなっていました。

その後は、警察に駆け込み、被害届を出し、カードの停止を各方面にし、大童でした。会食の相手の大学教授の相手は他の人にお願いし、そのあと3時間、事後処理に追われました。

まことに鮮やかな手口で、これはプロの仕業です。

まさか比較的まともなレストランの座った席で、よりによって私が狙われるとは思いもよりませんでした。警察で被害届番号をもらい、カード会社からも停止と再発行手続きを完了しましたが、こうした対応を異国の地で英語でやるのは大変です。

警察に行き、カードの諸手続きをした後、再度レストランに行きましたが、「お気の毒なことで」、でした。不審な二人組の顔を覚えていると言っていましたが、その二人が不審なのであれば引き留めるなり、もっと早く言ってほしかったなとも思いました。店の責任者の話では、入口で屯していた不審人物が、私たちが席に着いたのを見極めて店に入り込んできたのではないか、とやや他人事のように語っていました。

店には、CCTVという監視カメラがあり、記録が残っているのだそうです。CCTVがあるから、賊もカバンそのものではなく、小さい財布だけを抜いたのかもしれません。しかし、記録を見ることができるのは捜査当局だけのようです。犯人検挙に至ることを期待しています。

ところで、この一年でわが事務所では私を含め日本人職員複数名が盗難被害に遭っています。異様な発生率の高さです。日本人は現金・貴重品を持ち歩く癖などを見抜かれ、マークされているようです。被害状況を共有してそれぞれ注意しなければいけなかったのですが、なかなかできません。ロンドン全体でも最近日本人が被害に遭うケースが非常に多くなっており、領事館からも注意を呼びかけるメールが届いていた矢先でした。

ロンドンは犯罪発生率でも欧州有数のようです。ついにその究極のロンドン名物に遭遇してしまいました。ロンドン市長選挙が今年の5月に迫っており、現職のケン・リビングストン市長に挑むボリス・ジョンソン保守党候補、ブライアン・パディック自由民主党候補ともに、犯罪抑制を最大の公約に掲げています。我が身を持ってその必要性を
感じました。

さて、カード停止などの際の日英の銀行の対応の感想。英国では、盗難の際のカード再発行手続きは端的でスピーディ。これに対し、日本の金融機関の担当者は、非常時も平時と同じく「過度な敬語」を使って対応するので非常にまどろっこしく感じます。非常時には端的な会話で対応していただけた方が有難いのです。


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