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December 25, 2007

アムステルダム@美術と自転車が印象的な街

クリスマス休暇を利用して、ロンドンからヨーロッパ大陸に足を伸ばしアムステルダムに行って見ました。

職場の同僚の村瀬徹さんがアムステルダム国立美術館やゴッホ美術館を訪問するという話を伺い、便乗させていただきました。村瀬さんの美術解説を伺いながらの仕事から離れた道中はとても心地よいものでした。

国立美術館ではレンブラント、フェルメールの有名な絵画を堪能しました。一度ではもったいないので二度美術館を回りました。レンブラントの「夜警」180pxrembrandtnightwatch_2180pxvermeer__the_milkmaid_2の前には人だかりがしていました。この絵を見るために世界中からファンが集まるのですから当然でしょう。フェルメールの市井の人物の何気ない仕草に光を当てた作品も流石の輝きです。

国立美術館の前の公園に設えられたスケート場では市民が楽しそうにスケートに興じている姿が印象的でした。博物館の中にも同じ構図の絵がありました。Rimg0644

ゴッホ美術館では、ゴッホの作家としての足跡を丁寧に辿った展示を納得しながら鑑賞できました。日本の浮世絵に大きく影響を受けた解説にも納得しますし、日本人としてある意味の誇りを覚えました。180pxvincent_willem_van_gogh_128

アムステルダムは、こうした美術館の存在により、多くの観光客を世界から集めています。特色ある文化芸術を観光政策とマッチングする手法には、わが国も学ぶ点が多いように思えます。リピーターを確保するために一年間を通じてオランダ国内の主だった美術館博物館を何度でも訪問できるためのカードも発行しています。私も40€程でこのカードを購入しました。

王宮の近くにあるアムステルダムの歴史博物館も見物しましたが、コンパクトな展示が印象的でした。ビデオによるアムステルダムの成り立ちの説明はとてもよく出来ていると感じました。ただしこのビデオはロンドン博物館と同じ全く同じシステムです。

アムステルダムを歩いていて気がつくのは、何といっても自転車に乗っている市民がとても多いことです。お世辞にもかっこいいとは言えない無骨な自転車180pxbikesinamsterdam_2004_crop
を老若男女が楽しそうに利用しています。自転車専用道もあり、市内の至るところに駐輪場があります。行き交う人の2割くらいが自転車に乗っているのではないかとさえ感じるほどです。まさに現代的な環境先進都市です。市内に張り巡らされた運河とともに自転車はアムステルダムの景観になっています。一度アムステルダムの自転車政策を調べてみたい気持ちになります。Rimg0652Rimg0647

今回は実は夜行バスでロンドン・アムステルダム間を往復したのですが、往復58ポンドと格安でした。丸々一日アムステルダムに滞在し宿泊はバスの中という強行軍でした。行きは10時間、帰りは9時間ほどかかりましたが、ドーバー海峡を船で渡るとはどのようなものかも一度体験してみたかったのです。それにしてもドーバーの入国管理は施設もシステムも大掛かりでした。EU加盟国でも大陸の国々の間の国境管理は無いにもかかわらず英国との間の国境管理は厳格なのです。特に最近移民問題で英国の世論が神経質になっている英国ですが、そのことを改めて感じさせるような体制です。英国では新移民法が国会に提出されており、その結果如何では日本人にも英語能力のチェックが課せられるとのことでこちらの日本人社会では一騒ぎになっています。1年以上滞在の人は準一級の水準の英語能力が必要となるのです。単純労働者締め出し方針の結果ですが、最も痛手を受けるのが実は日本人ではないかと言われているのです。この問題については在英日本国大使館も強い懸念を抱きホームページ上で情報を提供しています。Dover_harbour_panorama

バスで国境を越えるということにより、同じEU圏内でも国ごとに普段見えない制度の格差を垣間見ることが出来ました。

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