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September 23, 2007

28年ぶりの大英博物館

ベルリッツの後は、大英博物館見学に行きました。行ける時に行っておかないと、結局行けなくなるかもしれない、と親戚の人からアドバイスがあったので、プラプラと散歩がてら見物に行きました。

ロゼッタストーンの前はやはり人だかりでした。28年前に来た時とは展示の位置が違っているように思われました。どこにあるのか探すのに一苦労しました。

アッシリア、エジプト、ギリシャ、ローマの展示がやはり圧巻です。日本の展示はこじんまりとしていますが、日本の簡素で清楚な雰囲気がよく伝わっており、私としては好感が持てました。Rimg0318
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博物館を見ていて、あるコーナーに興味を持ちました。Paul Hamlyn Libraryという博物館付属の図書館です。

ここには訪れる人があまりいませんでしたが、受付の人の了解を得て、ひと時過ごし、膨大な図書を手にとって眺めているうちに、思わず、カール・マルクスもひょっとしたらこの図書館で必死で勉強したのかもしれない、などという思いが巡りました。兎に角、この図書館に陳列してある図書はすばらしいの一言に尽きます。大英博物館のハードの収蔵物もすばらしいと思いますが、人智の結晶たる図書もまたすばらしいと思います。

願わくば、このような場所で、毎日の夕方のひと時を過ごせるのであれば嬉しいと思うのですが、能力と時間の制約は如何ともし難いものがあります。大英博物館にこのような場所があるということを知っただけでもよしとしなければなりません。

それにしても、ゾロアスター教のアフリマン、アフラ・マツダ、ペルシャのダリウス、クセルクセス、ロゼッタ・ストーン、ヒエログリフ、シャンポリオン、マルクス・アウレリウス、アントニウス・ピウス、カラカラなどの世界史の教科書に名前の出てくる遺物の実物を目の前で無料で見て回れるのは、大変なことです。Rimg0315
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外国の世界遺産級の文化遺産が、ロンドンにあること自体に大きな疑問も感じますが、一方で英国がこうした文化遺産を大切に保管できている事実には重いものがあります。アッシリアの遺産がイラクにあったとしたら、米国のミサイル攻撃で跡形もなく破壊されていたかもしれません。アフガニスタンのタリバーンによるバーミヤン仏跡破壊も記憶に鮮明です。悲しい現実の前に青臭い理屈は引きこもってしまいます。

英国にいると、正義とか不正義とかいう話以上に、歴史の積み重ねに基づく現実の重みを感じざるを得ません。そう言えば、英国人から不正義の極みであるアヘン戦争に関する自己批判を私は聞いたことがありません。中国政府もそのことにどの程度詰め寄っているのか不勉強にも私は知りません。何故か日中戦争の戦争責任をわが国に対して詰め寄っているように思うのは私の考え違いでしょうか。このあたりの中国政府の外交的感覚と日本の対応のあり方を専門家に伺いたいところです。


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Comments

あした、増田寛也総務相が来町されるそうです。

町内施設で、「くるまざ対話」ということをされるそうですが、公開はされないそうです。

町職員にも周知がなかったので、たぶんこっそりされるのだと思いますが、傍聴したかったです。残念。


すみません、話題それました。

Posted by: とんばらじん。 | September 28, 2007 at 08:44 AM

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Tracked on September 23, 2007 at 10:13 AM

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