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July 31, 2007

Horsenden Hill の Meadow

土曜日に続いて29日の日曜日も村瀬徹さんと車でロンドン近郊の探訪に出かけました。Ealing というロンドンのひとつの区の管理するHorsenden Hillという大規模公園を散歩するためです。

こちらの天候は、夏だといってもとても涼しく、半そでの人はとても少ないのに驚きます。ちょうど軽井沢か蓼科高原にいる気分です。それよりも涼しいという感じ。湿気がないので汗がべとつきません。

広いMeadowと呼ばれる草原の真ん中に標高84メートルの小高い丘があり、そこからロンドンの一円が見渡せます。この丘には第一次大戦時にドイツ空軍に対する対空防護高射砲設備が備え付けられ、第二次世界大戦時には付近の軍需産業を守るためのサーチライトが設置されていたと、丘の頂上の説明書きに刻んでありました。また、その前は、この公園の一帯は、Grand Union Canalを使って穀物をロンドン旧市街に運び出していた地域だということです。

Meadowには季節をまたがり多種の草花が咲き誇っています。花が咲き種が出来た後、定期的に草を刈ることで、特定の種類がはびこることがなく、多様な植物が命をつなぐことが出来ているのだそうです。私たちが訪れた際は、雛菊(Ox Eye Daisy)の白い花が目立っていましたが、bugle、cockoo flower、poppy、grass vetchling、corn cockle、goat’s beardなどの花も観賞できるのだそうです。

ひとつの植生に特化させないために人為的な作為がよいこともあるのです。適者生存の自由競争の元での自然か、ある程度管理された環境下での自然がよいのかは、議論があるでしょうが、Meadowの自然に関しては、多様な植生を人間が保っていることに意義を見出せます。

このことは人間の社会も同じで、極端な自由競争の社会は、強いものの一人勝ちになりかねません。多様な価値観や社会正義を実現するには、必要なルールや規制が必要になります。その線引きがまさに政治の判断であり、選挙を通じたこれからの社会の有り様の選択になっていくのです。

ハイキングをしながら村瀬さんの話を聞いているうちに、村瀬さんが蝶の専門家であることを知りました。蝶のコレクターとして有名な鳩山邦夫代議士の「蝶専門の秘書」の方とも知り合いなのだそうです。私は気がつきませんでしたが、歩いてきたHorsenden Hillの草原にも蝶がたくさんいたのだそうです。駐車場の近くまで来て、蛇の目蝶、モンシロチョウがいるのを教えてくれました。見る目のある人でなければ見れないものはあるのです。

村瀬さんが英国勤務を希望した理由のひとつには、英国の蝶を見たいということがあったようです。そのために公園や丘陵を探索するのが週末の習慣になっているのだそうです。私もその趣味に便乗できてとてもラッキーでした。

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