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June 10, 2007

「啐啄同時」の感性を持って

青森から東京に戻った土曜日は、職場の平成9年採用同期の10周年の集まりに駆けつけました。当時の採用担当者として、10年後の「成果」を検証する責任があるのです。

トロントに勤務して帰国出来ないN君以外は、全員が集まりました。同期から順番に近況報告がありましたが、着実に成長している姿がとても眩しく見えました。

霞ヶ関の官僚に対する世間の見方は年々厳しくなっていきますが、世間の人には、この同期の面々を見てもらいたいと思います。

彼らの多くは結婚していますが、子供を持ってはじめて地域社会との接点が出来たとか、私生活面のエピソードなども嬉しく聞きました。

夕張市に赴任したH君も高い旅費を払って駆けつけてくれました。懇親会中に、ひっきりなしにかかってくる電話の応対が今の状況を物語っています。

今回の同期会の趣向として、それぞれが勤務している各地の銘酒を持ち寄ったことです。山口県の「獺祭」、静岡県の「開運」、秋田県の「天寿」、新潟県の「白龍」、徳島県の「(芳水)高柿木」、山形県の「讃香」、神奈川県の「大根焼酎」、東京の「淡麗」、山梨のワイン「アルガブランカ」、石川県の「天狗の舞」などが私が記録した銘酒の名前です。

品川から出帆した屋形船の中で飲み比べましたが、やはり美味しく、ついつい飲み過ぎてしまいました。070609_18200002070609_19330002070609_20320001

天気は最高で、夕涼みを楽しみながらの初夏の船遊びを兼ねた同期のお祝い会となりました。

長い人生の中には山あり谷ありですから、時々の事案に一喜一憂せずに、同期のネットワークを大事に助け合っていくことを皆さん確認しあっていました。そうです。採用の同期は、最も密度の濃い一つのコミュニティなのです。家族の次に大切な繋がりかも知れません。

10年後の彼らの成長ぶりを見ることを楽しみに、私もこれから元気でやっていこうと思います。毎度のことですが、若い諸君から元気をもらった一時でした。

ところで、後日譚になりますが、彼らにお礼代わりに、「啐啄同時」という言葉を送りました。過日ある代議士の事務所にレクに行った折に、「啐啄同時」という言葉が額に入れてありました。「雛が卵から出ようとして内側からカラをつつく」のが「啐」、母鳥が雛を孵そうとして卵をつつくのが「啄」、これが同時になされる絶妙の時機を指すのだそうです。老師と弟子とが以心伝心によって、見事にカラを脱することを表現する禅の用語だそうですが、意味するところは我々の世界にも通じます。

「今後、皆様は、世の中の変化を的確に捉えて、「啐啄同時」のタイミングを見失わないような感性を研ぎ澄ましていただきたいと思います。そのためには高度な専門性と士気も必要です。現在の制度に乗っかっているだけでは、その機を捉えることは出来ません。自分自身でもなかなか出来ないことですが、志は高いところに持っていたいですね。」と申し上げました。

自分自身に問いかける言葉でもありました。

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