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May 27, 2007

飯沼正明飛行士

映画監督の熊井啓さんが5月23日に亡くなられたという記事に接しました。この方は、私の実家がある安曇野市(旧豊科町)のご出身で、松本深志高校の先輩でもあります。

「黒部の太陽」、「サンダカン八番娼館 望郷」、「からゆき」などの熊井監督の映画を私も見たことがありますが、人間くさい映画のメッセージに感動した記憶が鮮明です。「黒部の太陽」の頃、私は、ダム建設地の基地であった大町市で幼少期を過ごしていたのですから特に印象深いものがあります。

ところで、ごく最近も熊井監督の次回作の企画が進行中だったようです。

27日の午前中、安曇野市から東京に帰る途中、松本市内の「弘法山」の麓にお住まいの知人の自宅にお邪魔した折に、この方の手元に「美貌なれ昭和」という映画の脚本がたまたまあり、それをほんの少し垣間見させていただきました。

熊井監督は、深田祐介氏の著書「美貌なれ昭和」を原案にして、昭和12年に東京-ロンドン間の飛行でスピード記録を樹立した国産機「神風号」を題材にした作品を準備中だったのです。

朝日新聞航空部の「神風号」を使ってのリンドバーグのような偉業に、当時の日本国中が熱狂の渦に包まれたとのことでした。その操縦士が安曇野市出身の飯沼正明飛行士だったのです。

ところで、今日とは打って変わって、当時の朝日新聞は、国民の国威発揚の志気を鼓舞する側に回っていたようにも思えてきますが、時代の流れの中ではそのようなこともあったのでしょう。

飯沼飛行士は、その後、北部マレー方面作戦展開中に戦死しています。

安曇野市にとっても、久しぶりのご当地ものの映画化を目前にして、名誉市民でもある熊井監督の訃報は大きな衝撃です。何とかこの映画を引き継いでくれる監督が現れることを期待したい気持ちです。

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