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March 11, 2007

町屋文化を掘り起こし観光で村上市を再興

3月10日の土曜日、六本木ヒルズアリーナで内閣官房・内閣府主催の地域活性化のシンポジウムを見学してきました。

ボッシボーという若い女性のグループの踊りと歌から始まり、政府主催のシンポジウムとしては随分と派手だなあと驚きましたが、中味は充実したものでした。Photo_21

北海道で牧場を経営し自家製チーズなどを製造販売している田中義剛氏の、「関税撤廃でオーストラリアから安い乳製品が入ってきたら北海道酪農は壊滅する」、「にもかかわらず、北海道当局はそれに対する備えが出来ていない」という指摘は、地域活性化の外部環境が大変厳しいことを印象づけていました。

私が興味を持ったのは、村上市で町屋の再興と人形様巡りを企画し、観光客を引き入れて村上市を元気づけた吉川美貴さんの話でした。

古い町屋のたたずまいこそが村上市の資産だと見抜いた彼女は、一軒一軒の町屋を巡って、観光客に対する公開を説き、更に秘蔵の雛人形、屏風などを公開してもらうことで、イベント期間中に村上市を訪れる観光客を当初は3万人、現在は7-8万人と増やし、経済効果も3億円以上の効果をもたらすまで至っているとの話でした。

観光客が来ることでまちに賑わいが戻り、お年寄りが町屋の由来などを観光客に説明することで、元気にもなっていくのがよく分かるのだそうです。

保守的な村上市の皆さんを熱意とアイデアで説得していった手法は本にもまとめられているようです。

行政からの補助金は全く受けず、春秋の経費はあわせて70万円しかけずに、数万人が訪問する企画を実行しているのは、「金がないから何も出来ない」と言っている人たちには耳の痛い話かも知れません。

まちの誇りを発掘し、それを上手くプレイアップすることで地域を元気にするということは、地域興しの原点かも知れません。地域の歴史・文化を大事にし、地域の活性化に結びつけた優良事例を知りました。

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