« 地域社会の潜在力を引き出すSNS | Main | ホメオパシー »

January 18, 2007

二宮金次郎さんからの手紙

私のブログで二宮金次郎像の扱いについてやや批判的な感想を書いたところ、当の二宮金次郎さんから弁明の手紙が届きました。とても感動的な内容なので、以下紹介します。

@@@@@@@

ブログのお方

拝啓

僕は安曇野市の豊科駅の脇の小さな庭で毎日毎日眠らないで本を読んでいる二宮金次郎です。ほとんど僕の存在は忘れられていると思っていたのですが、こうして紹介していただき感謝に耐えません。

ブログの中では、扱いがぞんざいではないか、と身に余るご心配をいただきましたが、僕自身はそんなに気にしてはいません。むしろ、建物の至近にあるために、カラスや鳩の足場になりにくく、糞にまみれることがないので、ホットしているくらいです。

駅のロータリーにある別の銅像などは、糞で汚れていることもあり、却って可哀想だと思っているくらいです。

駅の人たちは、僕のことを大変かわいがってくれ、特に少し前の駅長の須沢佳正さんは、冬は寒いだろうと、奥さんの幸子さんに編んで頂いた赤いマフラーを像の首に巻き、おそろいのニット帽をかぶせてくれました。日差しが照りつける夏には、菅笠と手ぬぐいを着けてくれたこともありました。
Photo_6
Photo_5
その時は嬉しくて、涙で本を読めなくなったこともありました。

最初に僕を駅にここに建ててくれたのは、戦時中、当時の駅長だった五十嵐金次郎という人でした。今はもうお亡くなりになり、僕はとても寂しいのですが、五十嵐さんは、金次郎というご自身の名前を誇りとして僕を建ててくれたのです。つまり、五十嵐さんは僕のお父さんなのです。

実は僕には兄弟がいます。五十嵐さんは、豊科駅の他にも五十嵐さんが駅長として勤務なさった信濃川上(小海線)・古間(信越線)・岩村田(小海線)の各駅に金次郎像を建ててくれたのです。信濃川上駅ではホームに、古間駅では駅舎の前に、岩村田駅でも以前は駅前に置いてくれていましたが、いろんな事情があったようで、今は近くに住む元職員の方が庭で保管してくれていると風の噂で聞いています。

お陰で僕は、兄弟がいるので寂しい思いはしていません。でも、音信を取る術がないので、できれば、僕の兄弟のSNSでも作ってもらいたいな、などと思ったりしています。庭で保管されている僕の兄弟の消息が少し心配です。

なお、以前、新聞で、僕のことが紹介されたので、以下のリンクをご覧下さい。内容的には私の手紙と同じことが書いてあります。http://www.asahi-net.or.jp/~pb3i-itkr/kakueki/toyosina.htm


                                   敬具
                                 二宮金次郎

|

« 地域社会の潜在力を引き出すSNS | Main | ホメオパシー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58165/13553830

Listed below are links to weblogs that reference 二宮金次郎さんからの手紙:

« 地域社会の潜在力を引き出すSNS | Main | ホメオパシー »