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September 11, 2006

百里飛行場の地元の合併

9月9日の土曜の週末に、茨城県の小美玉市の合併式典に参加してきました。茨城県では、今回の平成の大合併では最後の合併になるかも知れない合併式典でした。

霞ヶ浦の北の、東茨城郡小川村、美野里町、新治郡玉里村が新設合併により誕生した人口54000人弱の新市です。

この時期は、茨城の田圃が、一斉に黄金色に染まる時期です。霞ヶ浦の北のこの地域(旧玉里村)は、切り絵画家の滝平二郎画伯が生まれ育ったところで、日本の原風景があるとも言われています。画伯の作品の多くは旧玉里村の情景が題材となっているのだそうです。

ところで、小美玉市には、旧小川町区域に百里基地があります。自衛隊の首都防衛の拠点ですが、現在ここを百里飛行場として民間航空機も着陸できるようにすつための整備が行われています。 http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/kyoku/01work/06airp/c01.html

茨城県にとっては、常陸那珂港の整備、筑波イクスプレスの整備とともに近年の大規模プロジェクトの象徴になっています。この百里飛行場を抱えるのが小美玉市であり、飛行場開港により、今後の大いなる発展が見込まれます。今回の合併も、飛行場の民間共用化により、「北関東の空の玄関口」として重要な役割を担うにふさわしい行政体制を備えるべく、決断がなされたものと想像されます。

来賓の田山東湖県会議員の方からは、「静岡空港が平成21年に開港する。百里も同じ時期だ。関東の空港同志の競争の中で埋没しないようにしなければならない」と檄が飛んでいました。

全国の空港整備の在り方に関しては、採算性などの観点も含め、様々な議論があることはご存じの通りですが、地域の発展の核として位置づけたいという地元の要望が強いことも事実です。民間航空会社の経営状況も絡み、複雑な問題もあるように思われますが、地元自治体の在り方まで影響している大規模プロジェクトであることは疑いのない事実です。

来賓の中に、旧知の徳地秀士東京防衛施設局長の顔も見えました。防衛庁関係者も大いに重視する合併なのです。

ところで、小美玉市という名前は、三町村の頭文字をとったものですが、「御霊」とか「西瓜の名前」を思わせる、という人もいるようで、結構議論になったようです。来賓の挨拶の中でも、「不思議な名前だ」、とか「西瓜をイメージさせる」といった発言もありました。市役所の関係者の話では、宗教関係の方からは、よい名前だと言われているのですよ、とのことでしたが、これには、なるほど、と頷けます。

この合併で、茨城県は44市町村となります。このうち市が32、町が10、村が2です。他の都道府県と比較すると、茨城県は市の数が比較的多いように思えます。埼玉県の40、千葉県の36、北海道、愛知県の35、大阪府の33に次ぐ6番目の数です。東京都内の市は26ですが、これよりも多い数です。大きな市が少なく、比較的小さな市が集まっているというのが茨城県内の市のイメージになっています。

小美玉市の場合も、隣の石岡市との合併も模索されたようですが、上手くゆかなかったようです。この両方が合併すると人口は10万人が見込まれることになったのですが、この問題は将来の課題として、これからじっくり議論することになるのでしょう。

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