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August 27, 2006

合併によって市役所と疎遠に?

知り合いの安曇野市議会議員が、ブログ上に合併後の懸念すべき事例を挙げておられました。

曰く。
http://fujimori.moe-nifty.com/blog/2006/08/post_4999.html#comments

・安曇野市になってから行政職員が住民からとても遠くなってきたと感じる・・・と言った話。
・各町村時代と違って、地域行事や集会等が行なわれた時に、町村長が出て来れた時には町村長自ら参加し、そうでない時も助役や収入役が・・・と。
・各地域には総合支所があり、そこには総合支所長がいて、本庁の地域窓口ともなる各課が置かれています。
・ですから、支所の課長でも係長でも担当でも良いんです。いろんな地域に顔を覚えてもらえるチャンスでもありますし、他地域の話題提供や関心を惹くことにもつながってくると思う。
・ただ、そのことを行政職員が必要なことだと思えるかどうかで大きく変わってくる。
・旧町村時代には、地域行事などに補助金が支出されていたものが、厳しい財政のおり、市になってから削られているものも多くあり(中略)ますが、行政職員までもが現場に赴く機会を減らしてしまえば、親しみをつくるどころか疎遠になってしまいます。
・「補助金カットで顔出さず」と言われても仕方のない状況をつくってしまいます。

全くその通りです。合併で市町村が疎遠になったという住民感情は、意外にこんなところからも生じてきているのかも知れません。

合併したからこそ、尚更コミュニティーや地域社会を大事にしなくてはなりません。市役所の職員は、合併を行い補助金を削減した分、余計に地域社会に頻繁に顔を出すなりして、地域の声を拾って行かなくてはなりません。

そこで、私は、かねてからのアイデアを、知り合いの市議にお伝えしました。それは、市役所の職員はそれぞれの分野ごとの仕事を持っているが、個々の職員に特定のコミュニティイーを割り当て、そことのやりとりを個別の仕事とは別に仕事として地域担当の役割を持たせる。つまり、総合窓口役を任務とさせる、というものです。この職員に、そのコミュニティーの行事などへの参加も行わせる、ということになります。

バスケットでいえば、ゾーンディフェンスではなく、地域を相手のマンツーマンディフェンスのフォーメーションを作っていくというものです。そうすれば、市役所の職員の発想も、縦割りの発想が緩和され、地域単位でものを見る発想になるだろうし、地域の人も、補助金頼みではなく、日常的な接触の機会を通じて市役所との信頼関係が増すことにつながります。

市役所の職員は大変かも知れません。これまで以上に、地域社会とのコミュニケーション能力が問われることになります。

しかし、縦櫛と横櫛が組合わさり、希望に満ちた安曇野織が、市役所と市議会によって織り上げられるであろうことが期待できます。

いずれにしても、ネット上でのやりとりで、現場の市議会議員とアイデアの交換が出来るのは、有り難いものです。私も霞ヶ関の特定行政分野を担当しながらも、結果として、「特定地域」の総合窓口役のような機能を果たしているのかも知れません。

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