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April 29, 2006

「天が崩れても這い出る穴はある」

ハングル講座をラジオで月曜日から土曜日の毎日20分間聞いています。月曜日から木曜日が入門編、金、土が応用編です。この数年ずっと繰り返すうちに、最近は応用編も聞けるようになりました。

語学の勉強は、単に言葉を勉強するばかりではなく、その国の文化、風俗、歴史、人の気持ちの持ちようなども勉強できるので、ハングル講座も始めて良かったと思っています。

このところの応用編は、韓国の諺を通しての勉強というスタイルをとっています。キム・トンハン氏を講師にし、今日はどんな諺が聞けるのか、週末の講座を楽しみに待っています。

韓国の諺には、日本と同じような諺もあれば、全く日本では使われない諺もあります。

「隔世の感」、「船頭多くして船山に登る」、「虎も自分の噂をすれば現れる」、「賊反荷杖」(盗賊がかえって棒を振りかざす)、「昼間の話は鳥が聞き、夜の話はネズミが聞く」などは、日本の諺と同じか、同趣旨のものと似ています。「隔世の感」」、「船頭多くして船山に登る」はそのままですし、その次以降は、「噂をすれば影がさす」、「盗人猛々しい」、「壁に耳あり障子に目あり」といったようなものです。

これに対して、日本では馴染みのない諺もあり、なるほどと感心するものがあります。

「往く言葉が美しくてこそ来る言葉が美しい」 日本の類語は「売り言葉に買い言葉」なのでしょう。
「10年間の勉強が南無阿弥陀仏」 意味は、それまでの苦労が台無しになる、ということ。
「天の星摘み」 意味は、どんな努力を傾注しても実現性がなく無駄に過ぎない、ということ。
「枝多き木に風の凪ぐ日はない」 意味は、子供を多く育てている親はいつも心配事が絶えない、ということ。
「無子息上八字」 意味は、子供のいない方が幸せ(子供がいないとその分だけ心配ごとが少ない)、ということ。
「天が崩れても這い出る穴はある」 意味は、如何に困難な状況でもそこから抜け出して生き延びる道は何処かに必ずある、ということ。

最後の「天が崩れても這い出る穴はある」という諺は、韓国では幼い子供でもよく使うのだそうです。韓国人の不屈の精神は、こういう言語にも現れているのかも知れないと想像すると同時に、自らの仕事などで困難な状況に立ち至ったときには、この言葉を噛みしめようと思った次第です。 


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