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February 17, 2006

最近はまっている薬膳料理

最近、夜の懇談会で薬膳料理を食べる機会が相次でいますが、お酒を沢山飲んでも、悪酔いしないで、翌朝もすっきりすることに驚きます。

雲南料理の「御膳房」という珍しい薬膳料理屋が六本木にありますが、冬虫夏草とスッポンのスープ、中国キノコ、田七人参などの食材を使った料理を頂きながらお酒を飲むと、体全体が暖まり、悪酔いもせず、健康になった気がします。

日本橋の天香回味(テンシャンフェイウェイ)という料理屋の薬膳鍋料理は、体が温まり、元気が出ます。店の案内によると、天香回鍋はチンギスハンが考案したといわれているそうで、60数種もの植物エキスを抽出したスープで食する鍋で、スープには素材の味が引き出され、タレは不要、食材を入れてそのまま食べることができるというものです。辛いスープと甘いスープの二種類の鍋を囲んで仲間でワイワイとやるのは楽しいものです。

日本橋の天香回味は値段も手頃なこともあり、大変込んでいます。数日前に予約をしないと席が確保できません。聞くところによると、薬膳料理が東京では結構はやっているとのことです。

ところで、過日、前長野市議会議長の町田伍一郎さんという大変元気の良い方のお話を伺う機会がありました。町田さんは、長野に漢方農業を根付かせたいとの御持論をお持ちでした。全国の善男善女が訪れ、無病息災を願う善光寺を擁する長野に、附加価値の高い漢方農業で新産業を起こすべきではないかと。河北省安国市は中国の薬草の集散地で、漢方ファンは必見の都市なのだそうです。四川省の成都も中国三大生薬市場があり、大いに賑わっているとのことです。長野にもこうした漢方産業を起こしたらどうか、という発想です。

そのために、安国市、成都市などの中国の都市に、農業後継者を派遣する制度をつくってはどうかという提言もなさっておられました。

この町田さんの話を伺いながら冒頭の薬膳料理のことが頭に浮かびました。市議会での町田議員の質問に対して、市当局は、「作物別の需要量が僅かであること、安い輸入薬用作物の影響を受け国内産価格が大きく変動するなどの課題もある」としつつ、「産業として成り立つかどうか根本的に研究してみたい」との答弁をされておられるようです。

地産地消ではありませんが、その地で生産した漢方食材をその地域で健康薬膳料理として提供するということになれば、大いに人気が出るような気がします。善男善女が善光寺をお参りして、地元でとれる漢方食材を使った薬膳料理を食し、文字通り、心も体も健康になって帰ってもらうことになれば、善光寺の霊験も増すことでしょう。

長寿県日本一の長野県が、漢方薬剤の生産地となり、更に薬膳料理で全国に売り出すことになれば、健康立県が地域産業の活性化とも結びつき、県勢も大いに発展することでしょう。中国の薬草の集積地である安国市のある河北省とは、長野県が長年に亘る姉妹交流を行っており、また、河北省内の都市とは、長野市が石家庄市、松本市が廊坊市、東御市が石家庄市東営村、坂城町が満城県と友好提携を締結しているという事情もあり、とっかかりはなきにしもあらずです。

言うは易く行うは難し、ですが、町田さんの気宇壮大な発想が実現していくことを大いに期待したくなりました。長野で薬膳料理が食べられるということになれば、長野に行く機会も増えるかもしれません。

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Comments

 とっても興味深いお話です。豊かな自然→日本一の長寿県→「一生に一度は参る善光寺」→荒廃する山間地農業。で、それに加えて→歴史資産の豊富な城下町松代。これらを有機的に結合する戦略は“言うは易く、行うに難し”ですが施策としては有ーでしょうか・・・。

Posted by: sisizanoushi | February 17, 2006 at 08:06 PM

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