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January 29, 2006

東京近郊の合併@下妻市と千代川村

日和もよい土曜日の一日、今年始めての登山(ハイキング)を楽しみました。高尾山、景信山、陣馬山へ、一日かけて縦走しました。富士山が綺麗に臨めました。

職場の同好会で、山遊会という団体があり、十数名で行きました。景信山の茶屋で、餅つきを行い、冬の好天の下、英気を養いました。同好会といっても百名山踏破者が2名いるなかなかのメンバーでした。

陣馬山から下ったところにある姫谷温泉で疲れを癒し、鹿肉を食べ、満足の一日でした。職場のOBから若い人まで、老若が同じ汗をかくということは、よいことです。世代間交流の中で仕事のみのつき合いでは見いだせない意外な発見もあます。普段職場では話せないプライベートなことまで、山歩きをしながらじっくりと話ができることも、山歩きの魅力かも知れません。山では正直になれます。

翌日の日曜日は、茨城県の下妻市の合併式典に出掛けました。前日の疲労からか、太股が少し痛みましたが、早朝起床、つくばエクスプレスに乗って、友部経由で下妻まで行きました。速い!近い!。電車の乗り継ぎで秋葉原から下妻まで70分で行けます。新宿八王子間と同じくらいの時間だそうです。

地元選出の国会議員の方々の祝辞が続きましたが、なかなか興味深い本音ベースの祝辞には笑ってしまいました。

千代川村が下妻市に吸収合併となった今回の合併でしたが、赤城徳彦代議士の選挙区に旧千代川村の行政区域が入って来ることになるのだそうです。実は以前は千代川村は赤城代議士の選挙区だったのですが、10年前の区割り変更で、選挙区から外れていたものが、今回の合併で復活したのだそうです。先代からの選挙区の復活に、正直嬉しいというのが代議士の挨拶でした。

一方で、中村喜四郎代議士、永岡佳子代議士は、「選挙区があっちへ行ってしまった」のだそうです。永岡代議士は、女性らしく、「娘を嫁に出す気持ち。大事にして欲しい」と言うと、会場から笑い声があがっていました。

郡司彰代議士は、つくばエクスプレスの開通で、「東京に近くなった」ことと「東京から近くなった」いうことは意味が違うので、東京から人を呼び込む対応が必要だ、と、合併後の下妻市にエールを贈っておられました。

石井啓一代議士、岡田広代議士も、それぞれに味のあるお話をされておられました。

橋本昌茨城県知事が、来賓席で、「3分、3分。今の挨拶は4分だった。」と盛んに来賓の挨拶の時間をチェックしておられました。そのプレッシャーのお陰か、式典はピッタリと時間通りに終わりました。来賓が進行管理に気を遣うということは、余り見たことがありませんが、流石に、「細やかな気遣い」で評判の橋本知事だと感心しました。

橋本知事は、自らの来賓挨拶の中で、「本当はもっと大括りの合併が良かったのだが・・・」とおっしゃっておられましたが、その茨城県も平成11年3月31日に85を数えた市町村数が、平成18年3月31日には44とほぼ半減し、私が県庁にいた頃とは様変わりです。

最も減少率の高い広島県は、86市町村が23市町に減少、減少率は73%を超えます。地方行革は、確実に進んでいます。

午後2時過ぎには余裕を持って霞ヶ関に戻れるほど、近くなった茨城の合併式典出席でした。

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