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August 14, 2005

新盆で聞いた「学校5日制」の現状

今年の私のお盆は、女房の実家の新盆と、母親の実家の新盆の二つ、それと本家のお盆参りでした。

母親の実家では6月に叔父が亡くなりました。母親が父親のつきそい看病で実兄の葬式に出席できなかったので、せめて新盆くらいはということで、私が茅野市まで車で連れて行きました。ちょうど父親はこのところの暑さによる熱中症で入院してしまったので、母親にとってはつかの間の時間がとれたのです。

私も久しぶりの茅野市の母親の実家訪問でした。実家の総領が現在須坂市内の小学校長をやっており、お盆で帰省していました。期せずして、「教育改革の話」になりました。

学校現場は、「週休2日制」乃至は「学校5日制」になったとは言え、先生方は、PTA行事や学校外活動などで、土曜日は事実上の勤務状態なのだそうです。

世間から、「授業時間が削減されて教育水準が落ちた」と批判されているのであれば、いっそのこと、土曜日の授業を復活して、その代わり、夏休みを長くしたり、学期の合間の休み(春休み、秋休み)を復活させてもらったほうがよいのではないか、との意見が学校現場では結構あるのだそうです。土日も日常業務で忙しく、授業内容を体系的に検証していくまとまった時間がとてもとれないのだそうです。その点、夏休みなどの充実が望ましいとの、私の従兄弟の小学校長の意見でした。

義務教育費国庫負担金の話に関しては、教員の給与制度がそれでしっかりしているのであればあった方がよいが、それがなくてもきちんとした処遇が図られるのであれば実際には拘らない、との話を伺えました。それよりも何よりも、現在、私の従兄弟のケースでは、給与が1割カットされ、年間では100万円以上の減収になって、これが非常にきついのだそうです。国庫負担があるなしに拘わらず、ある日突然、「天の声」で教職員や警察官を含めた公務員給与が大幅にカットされ、現場は納得できないとの声が強いのだそうです。

一度カットしてしまうと、それを前提に予算が組まれ、事実上、復活は無理なのではないか、との悲観論が教師の間で充満しているのだそうです。美辞麗句ではなく、このような「仕打ち」から、「首長不信」が生まれるのだと、従兄弟は切実な話をしてくれました。

いずれにしても、長野県の教職が若い人の目に魅力ある職場に映らないことには、優秀な教職員が確保できないので、それが最も心配だ、と、話していました。

茅野からの帰りに、上諏訪の温泉に入ろうと、「浜の湯」に向かいました。この地域では有名な「5つ星旅館」です。http://www.hamanoyu.co.jp/

フロントで、外来だけれども風呂に入れてもらえないものかとお願いしましたが、泊まり客以外はお断りなのだそうです。流石に5つ星旅館です。しかし、フロントの方が親切に、近くの「片倉館」を紹介してくれました。割引券まで頂戴しました。大変感じのいいフロント対応で、次は、改めて宿泊しようと思った次第です。

ところで、「片倉館」は、日本の製糸王と言われた片倉兼太郎氏が、外遊の後、地元諏訪に健康と文化の殿堂として昭和3年に作った保養施設なのだそうです。
http://www.katakurakan.or.jp/index.html

洋風建築は当時のままで、温泉施設は腰まで浸かる深さで大浴場は優に100人が入れる大きさです。私の母親は小学校5年生の時に来たことがあったと言っておりましたが、半世紀ぶりに入った温泉は、風呂の底に石が敷き詰められ、昔と変わらない温泉だったようです。

お盆に温泉に入りに行くとは、いささか不謹慎かも知れませんが、一種の共同浴場ですから、ご先祖様には許してもらえるでしょう。

松本に戻って女房の母親に片倉館のことを話すと、上諏訪では昔はどの家にも温泉が引かれ、体中がぽかぽかしたものだ、という話でした。女房の母親は上諏訪から松本に嫁に来たのですが、松本の家には温泉が引かれていないので、直ぐ湯冷めすることに気がついた、という話をしていました。

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