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June 14, 2005

我が家の“OS”さん

今日は、うちの奥さんの○○回目の誕生日でした。結婚から20年目の誕生日でもあります。

仕事を早めに切り上げて、平日としては本当に久しぶりの家族一緒の夕食をとりました。夕方恵比寿駅の駅ビルで、ムースのケーキを買い求めました。せめてもの心遣いです。

妻の誕生日にケーキを買って帰るなどということは、私の最近の記憶には残っていません。だんだん体の衰えを感じるたびに、知らず知らずのうちに妻の存在の有り難さを身に染みて感じ始めているということかも知れません。

思えば、家庭における妻の役割は重要です。愛情の相手(はけ口とはいいません)となってくれ、子供を産んでくれ、旦那の世話をしてくれ、雨の日は車で職場まで送ってくれ、家のメンテをしてくれ、両親の面倒にも気を払ってくれ、老後は世話を焼いてくれ(るはず?)・・・これを貨幣価値に換算したら私は破産してしまいます。考えたら、大変なことなのです。

西川京子さんという九州選出の国会議員が書かれた「ボランティア主婦の挑戦」という本を思い出しました。専業主婦から代議士に当選した人です。以前その西川先生と懇談する機会があり、予め読んでおくようにと人に勧められてこの本を読みましたが、期待していた以上になかなか読ませる本でした。

専業主婦とは、「夫や子供をはじめ家族が安心して日々を暮らせる状態を管理・運営」する「家庭におけるOS」という表現には思わず唸りました。その表現に感動し、思わず専業主婦の我が家の“OS”さんに話をしましたが、まんざらではないように“にやっと”しておりました。ただし、冗談交じりに「OSにも機能に大きな差はあるよなあ」と言ったことが、折角の上機嫌を損ねてしまいました。

「グローバリズムにせよ、地域主義にせよ、その徹する姿勢、まさにプロになることで、私たちの可能性は、迫られた選択の枠を超えることが出来る」、「親と過ごす圧倒的な一見無駄と思える時間の中で子供は育つ」、「(子供が)順調に育たないということもまた親を人間として成長させてくれる子供からの贈り物」などのフレーズは思わずメモに書き留めました。

一方で、主婦感覚の持つ「危険性」についても、「日常生活の“感覚”をもとにしたものの見方には、否応なく“異議申し立て”を行う姿勢が含まれ、自ずと“反対する”という意思表示に結びつきがちです…そして往々にして政治的に利用されるという問題が生じるのです」という指摘にも、実感を伴った確かな観察眼を感じました。

このような指摘は、我が奥さんにどの程度あてはまっているかどうかは分かりませんが、とにかく、今の私の置かれた状況は、奥さんに擦り寄って、これからの人生を一緒に健康で過ごして行くように計ることが不可欠なのです。

そのような私の気持ちが通じたのか、午前中に東京都庁の教育委員会に出かける用事があったので、「恵比寿から都庁は不便だなあ」、と呟くと、「いいわよ、私が送って上げる」と、自家用車で送ってくれました。15分足らずで到着しました。

おかげで時間に余裕が出来、用務先の方に伺う前に、別の幹部の所を尋ねる時間が出来て、大変意味のある打ち合わせも出来ました。

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