目黒川の畔にて

宿舎の殆どの住人は気がつきませんが、私はこの数年草いちごが熟した頃を見計らって、いちご摘みをしています。http://yasutani.web.infoseek.co.jp/urabeni/nikki/es_65.html（草いちごの写真が出ています）

本日も、夕刻、結婚式から帰って、目立たない服に着替え、紙袋を抱え、林に中に密かに侵入しました。お椀一杯ほどの草いちごを摘み取り、戻ろうとしたところ、某省の知り合いに見咎められました。「何をしているのですか」と。

「草いちごを摘んでいるのです。」「毎年この時期に実をつけるんですよ。」「ご存じないですか。」「一つ味見してみませんか。」

彼の某省職員は、内閣府に出向して、骨太方針などの担当をしている人ですが、仕事を離れて、草いちごを摘むみながら身近な自然を愛でる機会に出くわすということも偶にあるのです。

「上品な味ですね。」「知らなかった。」「ところで、今年の骨太方針で三位一体の書きぶりはどうなるんですかね？お手柔らかにお願いしますよ。」などという会話が、目黒の宿舎界隈で語られる土曜の夕刻でした。

結構身近なところで、政府の政策実務担当者が「コミュニティ生活」をしているのです。