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April 05, 2005

合併会話@広域か狭域か

松本市の合併記念式典の後、市町村合併を巡り、果たして広域合併が良いのか、むしろ小さなまとまりがよいのではないか、という観点で、松本在住の友人とメールでのやりとりがありました。以下そのやりとりです。

(I君の問いかけ:本当に行政区域は広い方がよいのか)
・市町村の合併は大きな災害時の経済的なバックボーンとして有効なことは良くわかります。一方小規模な地域の絆が、災害時の心のよりどころとなることも、知られています。もっとも平時に、地域の連携お付き合いがなければそんなこともないのでしょうけれど。幸い私の町内では普段から、負担を感じることのないおつきあいをさせていただいてます。もしものときも、きっと良い連帯があると思います。

・今回の松本市もそうですが、これだけの広範囲が行政区となった場合一体感という点では、どうしても希薄になってしまうのではないかと思います。広域とか市町村単位というのは、経済的にはよろしいと思うのですが、地域の特色とか独自性、なども同時に発揮できる形態というものは考えられないのでしょうか。

・広域化で多額のお金が集中するということは、利権関係も偏るということになるということになるのではないでしょうか。これからの行政は本当に困っている人に対してのサービスを行う小さな自治体となっていくのが良いと思います。

・一般の人は自助努力をいっそう要する世の中になっていくのではないでしょうか。広域化でかえって他人頼みが過ぎる世の中になるような気がします。

(私の反応:広域化と同時に必要なコミュニティー重視)
・広範囲が行政区となった場合一体感という点では、どうしても希薄になってしまうのではないかというご指摘はその通りだと思います。ですから、広域合併と供に重要なのは地域のコミュニティー重視です。スウェーデンではソッケンという教区ごとのまとまりが大変重視されています。以前大規模な強制合併を断行したスウェーデンでは、このコミュニティーが非常に重視されています。

・ですから、行政区域の問題と地域社会の問題は分けて考えないといけないと思います。「一般の人の自助努力をいっそう要する世の中」にするためにも、このコミュニティー重視を、広域合併と並行して推進していかなければならないのです。

・EU統合で国の概念が希薄になればなるほど、コミュニティーのアイデンティティーを重視する動きが加速しています。広域化と自治組織重視は、必ずしも矛盾する概念ではないと思います。両者の機能を分けて考えることも十分にあり得ると、私は思います。

・「新」松本市は、そういう課題に取り組む覚悟でおられるようです。合併の帰趨はまさにその点にあると菅谷市長は考えておられます。

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