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March 13, 2005

「天地創造の神」の気分は斯くなるもの?

3月13日、名古屋での愛・地球博の日本館開館式に出席してきました。25日から長久手と瀬戸の2会場に分かれて行われる万博ですが、政府館の内覧会の印象は、映像と環境科学をミックスした楽しめてセンスがいい、というものでした。

長久手の政府館は竹のケージに覆われ、生命を守る繭のイメージで作られています。15億円かかっているそうですが、特に、「地球の部屋」という施設は、部屋全てがスクリーンになっており、宇宙から深海まで一挙に自然のダイナミズムを実感できるもので、内覧者は一様に驚きを感じていました。「天地創造の神」になった気分になります。

瀬戸会場は、地形に沿った円形の建物で、長久手と同様、建物自体が芸術品です。地下の冷気を煙突状の筒で天井に抜き、現代建築の粋を集めたものです。10億円の工費だそうです。そこで演じられる群読叙事詩劇という前衛演劇によるパーフォーマンスは、それなりに迫力があります。

1970年の大坂万博に父親と行ったことを思い出しましたが、そのころに比べると、落ち着いてローキーな、しかし、環境面からははっきりとしたメッセージを感じる展示となっています。そのころは私は中学生でした。

政府館の展示事業総合プロデューサーであるジャズの渡邉貞夫さんが、ご挨拶の中で、展示のコンセプトをはっきり語っておられました。

・自分の演奏活動の中で世界を回ってきた。
・雄大な自然の中で自然と調和し生きてきている人も見たし、逆にひどい自然破壊が進んでいる現状も見てきた。
・チベットで進む大規模な森林伐採、サハラの砂漠化が街を飲み込む実態。
・自然との関係を忘れかけている現代人に改めて人間も自然に生かされていることを認識して欲しい。
・人間はもうこれ以上傲慢に自然を壊してはいけない。人間はもう十分に豊かだ。慎ましく生きることが必要だ。
・「Share the World」 =「心つないで」 をキーワードにしたい。
・政府館では森の大切さを訴えている。派手なパーフォーマンスはない。地味だけれども、こういう日本の姿勢を世界に知ってもらいたい。

この言葉通りの展示になっていると思います。

竹下景子さんが、日本館総館長として挨拶をされていました。「緊張しています。この緊張を新しいエネルギーに変えたい」という言葉に、竹下さんらしい初々しさを感じました。その昔、「中学生日記」という番組に竹下さんが出演されており、それ以来私はファンです。そのころと全く変わらない清新なイメージは、竹下さんのお人柄だと思います。彼女は、救命技術を身につけておられ、人助けにも強い意識のある方です。

開館記念パーティーで神田愛知県知事と話をする機会がありましたが、「2度3度と来てください」、ということでした。「次は愛知県館も見ますよ」、と約束しました。半年間やっています。一見の価値あり、です。

関連サイトは、次の通りです。 http://www.expo2005.or.jp/jp/

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