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December 23, 2004

南海地震と道後温泉

以前、松山市の自主防災シンポジウムに参加した折に、道後温泉の本館近くにある「湯神社」にお参りしたところ、
以下の由来書(英文)が目に付きました。

・南海地震による温泉被害・湯の噴出停止
・言い伝えでは、地震災害などにより過去10回の道後の湯の噴出停止
・最近では、 昭和南海地震で源泉が埋まり湯が出なくなった。湯祈祷を行って38日後に湯噴出が再開。翌年(昭和22年)の3/19に道後湯の再開。爾来3/19にはセレモニー(湯祈祷例祭)が行われてきている。

というものです。南海地震がお祭りの由来になっているのです。

愛媛は地震が少ないと言われているようですが、意外に身近なところに地震の刻印が記されているのでした。愛媛大学の高橋治郎教授(構造地質学)の話によると、昭和南海では38日の湯の噴出停止であったが、安政南海では100日以上の停止が続いた記録があるようです。京都大学の河田恵昭教授の話によると、南海地震では地下水位
が大きく下がり、その結果温泉源も「枯渇」した状態になるのだそうです。地震の規模によってその水位低下の具合も異なるようです。

愛媛高松で意外な事実に触れることが出来ました。講習会では、早速、以上の事実をパワーポイントに記録し、聴衆の皆様にご披露申し上げました。

今世紀前半には来ると見込まれている次の南海地震では、何日間道後温泉が出なくなるのでしょうか。地震による観光対策も考えておかなければなりません。
  
  

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Comments

初めまして
道後の湯が導くところへと参りました。
来年は「坊ちゃん」刊行100年。
皆様お揃いでのお越しをお待ち申し上げております。

Posted by: 松尾の蛙 | November 27, 2005 at 08:16 AM

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