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December 19, 2004

有楽町のモニュメント

有楽町の交差点近く、宝くじ売り場のすぐ近くにモニュメントがあります。よくよく見ると、「不意の地震に不断の用意」という崩した文字が書かれ、松明を掲げた勇者の銅像です。擦れた刻印を読むと、関東大震災から10年経って、全国から寄付を集めモニュメントを建てたと書いてありました。

このようなものがあったとは、私も最近までまったく気がつきませんでした。10周年ごとの記念行事は行われたのかどうか分かりませんが、昨年が80周年でした。都会の意外なところに意外なものが人知れず隠れているものなのですね。

ところで、最近何気なく新聞を見ていて、中央区が北村西望作品などを区民文化財に登録、とあり、その一つに、長崎平和記念像の製作者として知られる彫刻家・北村西望の彫刻「燈台」があると記されていました。

この彫刻こそ、私が見かけた像だったのです。暗くて作者の名前が判読できませんでしたが、そう言われれば、長崎の平和記念像にイメージが似ています。私は最初、松明を槍だと勘違いしましたが、実はこの記事を見て松明だと理解したのです。

北村氏は、当事の公募で選ばれた標語の「不意の地震に不断の用意」の鋳造銘板も製作したとのことです。

偶然は重なるもので、その記事を読んだ後、三陸津波の生き残りの老作家と夜ご一緒する機会があり、やはりたまたまこの像のことが話題に出ました。山下文男というこのご老人(80歳)は、「不意の地震に不断の用意」はよい標語だが、崩し字であり判読しにくい、標語は読めないといけない、と現実的なことをおっしゃっておられました。

その後、ある雑誌(「消防防災」という季刊誌)に、この方に大正期に関東地震を予測したということで有名な今村明恒先生と防災教育に関する論文をお願いしました。仕事を通じて、世代間交流までもができて嬉しく思った次第です。

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